技術提案事例

すくい面の鏡面仕上げ&微細ノーズR付与による、外径面取り工具の長寿命化

こちらは、外径の面取りに使用している現行の刃物が、生産が進むにつれ、切粉がはけなくなり、先端が寿命到達前にに欠けてしまうというご相談に対して、切粉がはけるスムーズなすくい面の鏡面仕上げと微細ノーズRによる欠け防止機能を追加することで、工具の長寿命化を実現した技術提案事例です。

切り粉のはけが悪く、刃物先端が欠けやすい….お客様から、外径の面取りに使用している現行の刃物が、生産が進むにつれ、切粉がはけなくなり、先端が寿命到達前にに欠けてしまうと相談がありました。

お客様からは、外径の面取りに使用している現行の刃物が、生産が進むにつれ、切粉がはけなくなり、先端が寿命到達前にに欠けてしまうと相談がありました。

 

切粉の排出具合が悪化してしまうと、製品面に傷がつくなどの悪影響が生じるのはもちろんのことですが、切削領域に切削熱が溜まってしまい、極端に工具寿命が短くなってしまいます。

切粉がはけるスムーズな表面に欠け防止機能を追加!

そこで当社では、問題解決のために、まずはお客様現有の刃物を確認することにしました。すると、切粉のはけに面粗度があっておらず、また刃物先端も仕上げ加工が施されていませんでした。

 

そこで特殊超硬バイト 開発ラボでは、2つの工具提案をいたしました。

 

まず1点目は、切粉はけをスムーズにするすくい面にすることです。当社の設備を用いて、Ra0.012で鏡面仕上げすることで、切粉の排出が格段に向上します。

 

2点目としては、工具先端の欠け防止のために、微細ノーズRを付与することです。工具先端があまりにも鋭いと、特に硬いワークを切削加工する際にすぐに欠けてしまいます。そのため、あえて微細ノーズRを加えることで、工具の欠けを防止することができます。

 

>>本技術提案が採用された工具事例はこちら

Point

当社の工具提案を採用いただき、高精度かつ切れ味の鋭い超硬バイトをお届けして、無事に問題解決することができました。

特に当社では、工具寿命を延ばしつつ、長期間にわたって切れ味の鋭い超硬バイトを製造することを得意としております。過去に培ってきた様々な工具製造ノウハウをもとに、お客様にあった最適な超硬バイトをお届けいたします。