技術提案事例

全加工を同軸で行うことで、シャンク付加を最小化&加工品質の向上を実現

こちらは、刃先の首のシャンクが歪み、加工品が偏芯してしまうというご相談に対して、全加工を同軸で行い、シャンクに掛かる負荷を最小化することで、加工品質を向上させることに成功した技術提案事例です。

刃先の首のシャンクが歪み、加工品が偏芯してしまう…

お客様からは、刃先とシャフトをつなぐシャンクの歪みが原因で、加工品が偏芯してしまい、製品品質が安定しないという相談をいただきました。

工具用途を詳細にお伺いすると、ワークの中でも小さい内径の中で溝入れ加工をするための工具ということでした。そのため、シャンクの径を太くできず、工具剛性と品質を両立させることに悩んでいらっしゃいました。

全加工を同軸で行い、シャンクに掛かる負荷を最小化!

お客様の中でもすでに原因が明確になっておりましたので、当社ではシャンクの負荷が最小になるように、工具の加工技術で改善することをご提案いたしました。

具体的には、シャンク,首部,刃先までを同軸加工する方法です。こうすることで、偏芯なく歪みを抑えて加工できる、高精度な円筒研削盤で仕上げ加工をすることができるようになります。

 

>>本技術提案が採用された工具事例はこちら

Point

当社の高精度円筒研削加工により、シャンクから刃先まで同軸度が高まり、シャンクにかかる負荷を最小化することに成功し、加工品質の向上につながったとのことです。

特殊超硬バイト 開発ラボでは、超硬バイトの加工を得意としておりますが、角物工具以外にも丸物工具の製造にも問題なく対応しております。長期間にわたって加工品質を安定させるためには、工具の製造品質を向上させることが最も大切な要素と言えます。当社では、お客様の加工状況を詳細にお伺いして、確実にお困りごとの原因を特定し、高い安定精度で加工をすることができる特殊超硬工具をお届けいたします。