技術提案事例

重要な品質検査、繰り返し発生していた測定誤差の原因を解消し安定生産実現!

こちらは、品質検査のための測定器を用意したにもかかわらず、測定誤差が繰り返し生じてしまい、測定の都度測り直しに時間がかかっていたトラブルを、「真因」を除去することで「正確な測定」による安定生産を実現した技術提案事例です。

計測機器を準備したのに、正確な測定が出来ない・・・

お客様では、ワークの測定するために、ダイヤルゲージを使用しておりました。品質検査のために導入したのですが、同じ製品でも測定結果が一定にならず、正確に測定することが出来ないと相談に来られました。

測定誤差がないことを確認するだけで、多くの時間を要しており、原因がわからずに悩まれていました。

測定の誤差は、測定子の取付側のネジにあった!計測器と測定子が「正しく」接続され誤差解消!

お客様より測定機も含めて測定子をお預かりし、なぜ、繰り返し精度が満足されないかを調査しました。すると、測定子の先端のワーク接触部分でなく、測定機に取り付ける「ネジ部分」に問題があることが分かりました。

測定子の先端と直角が取れておらず、取り付けの状態によって測定子とワークが接触する部分が変わっていたのです。この原因を解消すべく、ネジ部分の端面を研磨加工し、測定子との直角になるよう仕上げました。これにより、「常に同じ状態」で測定することが出来るようになり、繰り返し精度が解消され、安定した生産につながりました!

Point

測定機が悪いのではないか?測定方法が間違っているのでは?と不安が広がっていたお客様が「真因」を見つけたことで本来の生産活動に注力できるようになったと感謝の言葉を頂きました。

特殊超硬バイト 開発ラボでは、超硬バイトの加工を得意としておりますが、角物工具以外にも丸物工具の製造にも問題なく対応しております。長期間にわたって加工品質を安定させるためには、工具の製造品質を向上させることが最も大切な要素と言えます。当社では、お客様の加工状況を詳細にお伺いして、確実にお困りごとの原因を特定し、高い安定精度で加工をすることができる特殊超硬工具をお届けいたします。