技術提案事例

ロウ付けバイトをスローアウェイチップに変更して長寿命化&大幅コスト削減

こちらは、手作業で再研磨を行っていたロウ付けバイトを、スローアウェイチップに変更することで、工具の長寿命化につながり、結果として大幅コスト削減につながった技術提案事例です。

ロウ付けバイトの場合、手作業の再研磨工程がネック...。

今回のお客様からは、ロウ付けバイトのコスト削減に関するご相談をいただきました。ロウ付けバイトの場合、工具の寿命が来るとそれ以上使うことができなくなってしまうため、その際は再研磨をする必要があります。しかしロウ付けバイトを再研磨して使う場合には、手作業での再研磨になるため、品質が安定しません。またロウ付けバイトの研ぎ作業を行うことができるベテランスタッフがいないと、そもそもロウ付けバイトの再研磨をすること自体が困難となります。さらにロウ付けバイトは、再研磨後や新品の工具に取り換える際に、どうしても芯高や突き出し量が異なってしまうため、段取りにも時間がかかってしまいます。

 

当社ではロウ付けバイトの再研磨にも挑戦いたしましたが、より良い方法をご提案することにいたしました。

ロウ付けバイトをスローアウェイチップに変更!

そこで当社では、ロウ付けバイトをスローアウェイチップに変更することをご提案しました。当社が専用の工具ホルダーも製造し、特注のスローアウェイバイトを製造いたしました。またロウ付けバイトからチップに変更することで、3コーナーで使用できるようにもなりました。

Point

スローアウェイチップに変更することで、3コーナー使用ができるようになったため、工具の長寿命化につながり、結果として大幅コスト削減につなげることができました。

スローアウェイチップに変更した後も、切削性や精度面で問題がないとのことで、お客様からは継続的なチップ製造のご依頼をいただくようになりました。