技術提案事例

市販の溝入れチップの総型化改造による加工時間短縮

こちらは、溝加工の加工時間を短縮したいというご相談に対して、市販の溝入れチップの総型化改造をご提案し、加工時間の短縮を実現した技術提案事例です。

溝加工の加工時間を短縮したい...

今回のお客様は、溝加工の加工時間短縮で相談に来られました。

 

旋盤加工にて、微細な溝を、製品の全体形状も計算して溝入れ加工しなければならず、加工時間が長くなっていました。

市販の溝入れチップの総型化改造をご提案!

そこで、お客様が使用されている市販の溝入れチップの改造を提案しました。

 

① 総型化:製品形状に合わせて、刃物形状を加工
②強度UP:微細溝を加工する刃の根元補強Rを追加
③負荷低減:加工対象品の回転径を考慮した逃げ角加工追加

Point

総型化したことで、複数回に分けていた溝加工は、一回の加工パスで完了できるようになりました。また、追加した根元の補強Rによって、微細溝の加工時にも刃物折れが発生せず、追加された逃げ角が旋盤加工時の負荷を低減するため、刃物寿命の向上にもつながっています。