スロッターバイトをスローアウェイ化して40%コストダウン
こちらは、単価が高い使い捨て刃物を何とかしたいというご相談に対して、刃先のみの付け替えを実現するスローアウェイチップ化により、40%ものコストダウンを実現した技術提案事例です。
単価が高い使い捨て刃物を何とかしたい...
お客様から「単価が高い使い捨て刃物」を何とかしたいと相談を頂きました。
加工効率を考え、専用のスロッターバイトを使用していたのですが、再生や刃先のみの付け替えも出来ず、「使い捨て」となったことで、工具費コストUPから採算割れしておりました。
刃先のみの付け替えを実現するスローアウェイチップ化!
弊社では、お客様の加工に「本当に今の加工刃物で良いのか」の見直しから行いました。ヒアリングの結果から、使い捨てであれば、価格が抑えられるチップの方がよいということで、スローアウェイチップ化のご提案をいたしました。
そしてこの実現のため、
① 専用ホルダーの設計製作、
② スロッターバイト同等の加工が出来るチップ設計
加工方法に合わせ、最適な刃物に切り替えることに成功しました。
Point
これにより、お客様では「刃先のみの付け替え」が実現し、大幅にコストを削減できました。また、さらにTiAlNコーティングを提案し、長寿命化を達成いたしました。
最終的なコスト効果は -40%となり、課題となっていた採算割れを解消することが出来ました。