CNCプロファイル研削盤 GLS 150GL
特殊超硬バイト 開発ラボでは、こちらのCNCプロファイルグラインダー GLS 150GLを用いて、機械に測定用の投影機が付いている非常に細かいレベルの研磨を行っています。 この装置では、取り代の少ないワークでさえも、研磨することが可能で、形状が複雑な円筒研磨も対応することができます。
弊社のほとんどのプロファイル研削盤は、湿式仕様になっており、研削液を添付しながら加工することにより、 仕上げ面の面精度を向上させることができます。また、加工においては 1 つ 1 つ、人間の目で確認しながら、細かく研磨をしていきます。
GLS 150GLの特徴
①LED照明
ハロゲンランプ照明でなく、LED照明のため、非常に明るく、投影機が見やすい。光量も16段階に調整できる。またハロゲンランプのように高熱にならないため、熱変異により時間とともに機械が伸びることもなく、精度UPにつながる。
②スクリーンルーペ搭載
2.2倍のスクリーンルーペで、ミクロン代の研磨精度が可能。
③湿式研削仕様
乾式ではなく、湿式仕様のため、加工工具の熱による研削ダメージがない。湿式対応カバーにより、大流量湿式加工も可能で、難削材にも対応。
④さまざまなワークに対応
砥石昇降台 155mmのロングストローク
前逃げ角 -2°~+20°
横逃げ角 ±15°
⑤円筒研削装置 CGE-100
小型、大型円筒装置を装着可能。両センター、片持ちチャック加工、径Φ100、長さ300Lまで対応可能。
⑥テーブル同時3軸
テーブル前後・左右・上下の同時3軸機能により、すくい角度の大きなワークでも、常にピントを合わせて、精密に研磨が可能。
⑦NC(工作物自動)旋回装置 SRE-32
任意の角度に割り出しするインデックス制御で、割り出し精度が必要な溝加工や回転工具の刃つけが可能。また、テーブル前後・左右と旋回軸の同時3軸制御ができ、ねじれ刃の総型回転工具の成型も容易にできる。
⑧縦型芯なし円筒研削装置 CFG2-55V
レギュレーティングロールにワークをセットし加工するため、高い同軸度を得ることができます。段付き丸ピンや総型丸パンチが、精度よく加工できます。量産加工にも対応します。
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◆動画解説
プロファイル研削盤は、倣い(ならい)研削盤ともいわれ、加工物そのものを光学測定で「トレース」しながら研削します。 金型の精密部品や、複雑な微細部品などを精度よく仕上げることができます。1ミクロン以下の精度での研削を実現。最小コーナーR0.02を実現。